No.6245はバングラデシュのPran Agro、Mr. Noodles Magic Masala。Mr. Noodlesの即席麺は過去No.6009とNo.6125の二回紹介をしているが、今回の品はそれらとパッケージデザインが全くの別物。見た目は国籍不明だが、おもて面の写真で丼の右側にシナモンとか八角などが写っているのが面白い。
ウチでは新しい即席麺を入手するとすぐに製品の諸情報をデータベースに投入する。特に賞味期限は重要な情報で、これをソートすることで試食の順番を決めるのだ。しかし!今回の製品の賞味期限(らしい)スタンプを見ると・・・
ベンガル語の数字やんけ!
調べてみたところ、ベンガル語の数字は0が০、1が১、2が২、3が৩、4が৪、5が৫、6が৬、7が৭、8が৮、9が৯と表記される。0と2はアラビア数字に近いけれども、4や7は他のアラビア数字に近似しているのでとても紛らわしい。年月日を表しているであろうスラッシュで区切られた二行のうち、賞味期限は大抵下段だろうからそこを読み、(20)18年4月11日と解釈したのだが、ホントにこれで合っているのかな?
パッケージの印刷はあくまで英語が主体でベンガル語が従という関係。バーコードの数字もUPCなので北米輸出がメインの品だと思われるのに、製品固有の品質を表す指標をどうしてこんな読める人が限られるような言語で印字するのか理解に苦しむよ。まあこんなところが海外製即席麺の楽しいところでもあるのだが。(ちなみに昔食べたMr. NoodlesのNo.6009とNo.6125の賞味期限表示は普通の英語だった)
あと、この会社の製品は他も含めてゆでる際、わざわざ麺を4つに割って入れるような指示がある(break the noodles cake into 4 parts)。バングラデシュの家庭にある鍋はおしなべて小さいのだろうか??
食べてみて、麺は細めだが粘りがあって輪郭も明解。粗っぽい部分が無く必要十分な品質感を持っている。まあジャガイモあたりの澱粉がかなり添加されているような感じでもあるが。鍋に入れるお湯の量の指定が200~260mlとかなり少な目で、出来上がりはドロッとしたスープになる。
香りは中央アジアっぽいスパイスが漂う爽やかで複雑なもの。辛さは程々でうま味は人工的ながら十分以上によく出ている。日本人が食べても拒絶反応を示す人はそう多くはないだろうと思う。
国名 | バングラデシュ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 46656 00290 2(UPC) |
会社名 | Pran Agro |
製品名 | Mr. Noodles Magic Masala |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで2分 |
質量 | Net62g |
熱量 | 460kcal (1926kJ) |
Na | 0.747g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めで柔らかく頼りない食感、気泡感はなく滑らか、小麦粉以外の澱粉添加が多そう |
汁・ソース | 量が少なくドロドロしている、中央アジア的なスパイスの香り、爽やかで複雑な刺激 |
具・その他 | 辛さは程々、旨味は人工的だが十分以上、脂っ気は少ない、日本人にも抵抗が無い味 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/06/05 |
賞味期限 | 2018/04/11 |
入手方法 | 2018/05/28 Spicy Food Network |
税込購入価格 | 95 JPY |