No.6202は韓国の農心(Nong Shim、농심)、本場韓国のりラーメン。この本場韓国シリーズは姉妹品の参鶏湯ラーメンをNo.5816で紹介したが既に終売になり、現在は他にコムタンラーメンという製品が販売中。
本場韓国シリーズは日本専売品のようで、農心のグローバルサイトに類似製品の情報は一切載っていない。既存の製品の焼き直しではなく日本市場向けにゼロから開発を行ったのだろうと推測する。
まあ日本では農心=辛ラーメン=激辛、という図式が定着しているので、市場拡大のためには別建てであんまし辛くないよんシリーズを用意する方が得策だと判断したのだろう。
過去のデータを調べてみたら、2004年のNo.2897と2006年のNo.3173で「韓国味紀行 韓国のりラーメン」という製品を食べており、内容からしてもこの製品のルーツだと思われる。結構長い歴史があるんだね。まあ一定の根強い需要があるという証拠だろう。
即席麺の具として海苔は一般的であるが、海苔をドーンと主役に据える定番の製品というのは全く無い。昔は明星チャルメラ(袋)に「のりラーメン」というのがあったんだけどね(この製品は更に東日本と西日本で味を分けていた)。
昔は粉末スープも刻みのリもかやくと共にカップの中に混ぜ込まれた状態でフタをされていたのが、今回のものは小袋に分けられて入っていた。まあ湿気に弱い海苔は本来こうあるべきだったともいえよう。
食べてみて、着色料を使っていないのかスープが淡く透明感がある。醬油の存在はほぼ感じない。意外に海鮮や野菜の旨みが複雑でかつ自然。このへんの味造りはどうちらがどうという訳ではないが日本の製品とはちょっと違うように感じる。
製品の看板でもある海苔の香りはあまり強くなく、胡麻の香りの方が優勢。他の具や麺はパッとしないが、ちょっと普段と違う何かを見つけることが出来る、かもしれない。
国名 | 韓国 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 801043 024174 |
会社名 | 農心 |
製品名 | 本場韓国のりラーメン |
謳い文句 | 海苔香る魚介系スープ |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net75/麺62g |
熱量 | 329kcal (1377kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.9+0.8g(食塩相当量4.3g) |
付属品 | 粉末スープ、焼きのり(ごま入り)。かやく(ねぎ・玉ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めで少し気泡感あり、噛み応えは鈍く、細い割には存在感があるがやや重たい感じ |
汁・ソース | 透明感がある淡い色、海鮮や野菜の旨みは複雑かつ自然、軽く舌先が痺れる刺激あり |
具・その他 | 海苔の香りは弱く胡麻の方が優勢、日本の製品とはちょっと違う味造りの個性がある |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/04/03 |
賞味期限 | 2018/07/25 |
入手方法 | 2018/02/21 クリエイトSD |
税込購入価格 | 95 JPY |