No.6197は大黒食品工業、大黒軒 豚骨ラーメン。この製品はかつて2010年8月に試食しているが、今回久しぶりに出会った際パッケージに書かれた文言に電撃ショックを受けて即購入の運びと相成った。その魔法の言葉とは、「おいしさそのまま塩分25%カット」。大黒軒の、群馬県の大黒食品工業にも健康を気遣う減塩の旋風が吹き込むようになったんだ。
但し25%減塩といっても同社従来製品比ではなく、日本食品標準成分表の中華スタイル即席カップめん油揚げの塩分相当量(100g当り6.9g)との比較であり、他社を含めて最近はこのパターンが多い。割と簡単に高い減塩効果を出すための仕組みじゃないか?と勘ぐってしまうよ。
大黒食品工業は似たような価格帯にマイフレンドや中華シリーズ、この大黒軒など多くの製品群を持っているのだが、昔から同社の製品に興味を持って接してきたこの私でも、正直なところどれがどんな特徴を持っているのか把握しきれない。
同社の通販サイト「だいこく屋」の製品解説によると、
”大黒食品工業のフラッグシップシリーズ「大黒軒シリーズ」は、大人のためのカップ麺と言って良いシリーズです。しょうゆ、みそ、豚骨のオーソドックスなフレーバー、きつねうどん、天ぷらそば、ソースやきそばなど、落ち着いた美味しい味を求める大人にお薦めのシリーズです。”
とある。フラッグシップで大人の味なんだ、ふ~ん。
ちなみに(マイフレンド)ビックシリーズの解説も秀逸で、
”(前略)さんざんマズいと某サイトで叩かれることも多いシリーズですが、「マズい」という愛情表現のもと購入され続け、愛されて止まない不思議なシリーズです。”
という自虐コメントが笑える。某サイトってどこのことだろう?うちは製品に対してマズいなんていう直截的な表現は絶対使わないから違う(ハズ)。
食べてみて、いくつかの特徴がある。キメが細かく繊細な気泡感の麺、しっかり・がっちりとは対極の柔らかくて軽い食感なのに、決して粗くないのが不思議。もう一つは揚げニンニクの存在で、基本は安直で単調ななんちゃって豚骨味なのだが、香ばしいニンニク臭がすべてをうっちゃっている感じ。決して嫌われないように無難な味に逃げたりしてはいない。スープは液体なので口当たりがしっとりしていてる。
うん、これがフラッグシップたる大人の味なのだな、たぶん。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 904511 004402 |
会社名 | 大黒食品工業 |
製品名 | 大黒軒 豚骨ラーメン |
謳い文句 | とんこつの風味豊かなコクスープ おいしさそのまま塩分25%カット |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net99/麺65g |
熱量 | 376kcal (1574kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.5+1.4g(食塩相当量1.2+3.6g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(キャベツ・コーン・フライドガーリック・にんじん・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 気泡感があり軽い食感、しなやかで柔らかめ、コシは強くない、意外に繊細な舌触り |
汁・ソース | 甘めで平板なミルキー豚骨、旨みは人工的で強い、揚げニンニクの香ばしさが特徴的 |
具・その他 | 辛い刺激無し、コーンはふくよか、ニンニク味ラーメンと呼んでもオーバーではない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/03/27 |
賞味期限 | 2018/06/06 |
入手方法 | 2018/03/23 三和 |
税込購入価格 | 95 JPY |