No.6195は明星食品、低糖質麺 はじめ屋 こってりソース焼そば。最近の明星食品が強く推進する低糖質シリーズで初めての湯切りをする製品。
健康志向の即席麺は何らかの成分を足し算することと引き算することの二つのアプローチがあり、またこれらを併用したものも多い。その中でもノンフライ麺を使って脂質を控えることは全ての基本になっているように思われる。
この低糖質麺、汁ありのラーメン版二品(No.5630はじめ屋コク醤油味、No.5922ローカーボコンソメ)を食べた印象では麺の食感が頼りなく健康志向ぶりがやや過剰に感じたのだが、それで焼そばが成り立つのか大いに疑問であった。
ところがこの製品の栄養成分表を見て俺の脳裏に電撃が走った!エネルギーがなんと514kcal!SI単位系に換算すると堂々の2メガジュール超え。健康志向のカップ麺でありながら油揚げ麺でありノンフライ麺ではなかったのだ(ラーメンのはじめ屋、ローカーボヌードルは当然の如くノンフライ麺)。さらにマヨネーズまで付いている。
つまり、この製品は糖質は落とすがエネルギーまで下げる意図は毛頭無いということで、健康に良さそうな事ならとりあえず何でもやっとけという総花的な風潮に唾を吐き捨て背を向けるたような潔さがある。(そんなに大層なもんじゃないか)
まああのはじめ屋やローカーボヌードルのノンフライ麺で焼そばを作ったらまともな食べ物にはならなかったのではないかと想像する。
食べてみて、麺はちょっと軽めの食感だが十分に許容範囲。低糖質で健康志向の製品なんですすみません、という言い訳は不要である。ソースも「こってり」というのはちょっとオーバーだがアッサリ薄っぺらな印象は無い。塩分はちょっと控えめかな。具はショボいけど、普通のカップ焼そばとして殆ど違和感無く食べられる。
まあ正直なところ、マヨネーズをかけちゃうとこれに引っ張られてどんな製品もみんな似たような印象になっちゃうんだけどね。
価格は200円超だが、味だけ見れば100円程度相当かな。差額の100円が低糖質という機能性に対する価格だと思えば良いだろう。糖質制限が必要な人にとって一食100円の負担は十分にリーズナブルだと考える。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902881 419833 |
会社名 | 明星食品 |
製品名 | 低糖質麺 はじめ屋 こってりソース焼そば |
謳い文句 | からしマヨネーズ付き 糖質50%off 塩分30%off (一食当たり)糖質31.8g エネルギー514kcal |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net121/麺90g |
熱量 | 514kcal (2152kJ) |
Na(麺具+汁) | 1.0g(食塩相当量2.5g) |
付属品 | 液体ソース、からしマヨネーズ、ふりかけ。キャベツは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | やや細めの角断面、僅かな粗さがある軽めの食感、だが低糖質という意識は全く無い |
汁・ソース | 酸味がある、こってりという程では無いが適度な存在感あり、マヨネーズ臭が支配的 |
具・その他 | 具は寂しい、低糖質であることを意識させず、同ブランドのラーメンよりずっといい |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/03/23 |
賞味期限 | 2018/06/21 |
入手方法 | 2018/02/10 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 203 JPY |