No.6186はエースコック、シュリンプヌードル。東北地方限定販売。発売は1973年6月で、前回紹介したNo.6185カレーヌードルより三ヶ月遅れて登場した製品。これも当初は全国で販売されていた。

日清食品カップヌードルが1971年9月に発売され、その後大手メーカが初めて出した正面から衝突する競合製品がこのシュリンプヌードルだったといえる。（カレーヌードルは傍流だと考える）

カップヌードルにすかさず追従したのは知的財産の概念に疎い比較的小規模なメーカであり、即座に日清食品から特許や商標権で攻撃されて儚く散っていったものもある。一方エースコック以外の大手である明星食品・東洋水産・サンヨー食品が周到に準備された戦略的カップ麺を発売するのは翌1974年になってからのことだった。

ちなみにNo.6185カレーヌードル同様カップの側面には東北地方のゆるキャラ6体がプリントされているぞ。内訳は

・青森　いくべぇ
・岩手　わんこきょうだいそばっち
・秋田　秋田県んだっち
・宮城　むすび丸
・山形　はながたベニちゃん
・福島　キビたん

であり、キミはどれだけ知ってたかな～？（あたしゃ一つも知らなかったよ）

シュリンプヌードルはちょうど10年前のNo.3897で試食している。食べた印象はこのときと殆ど変わらない。

気泡感と揚げ物の香ばしさがある古風な麺、やや透明感が残るシンプルな醤油スープ、小さいけれどプリプリした海老がたくさん。懐かしいような、ホッとした気持ちになるような製品といえよう。

ただ、十年前と比べて内容量が73gから56gへと23%も大幅減量されている（麺は65g→50g）。主食からおやつや昼食のお汁としての用途へと、想定される食べ方が変わっているのかもしれない。

国名	日本
ジャンル	カップラーメン
EANコード	4 901071 278274
会社名	エースコック
製品名	シュリンプヌードル
謳い文句	東北で愛されて　小海老入り　プリッとおいしい！
調理方法	熱湯3分
質量	Net56/麺50g
熱量	245kcal (1026kJ)
Na（麺具+汁）	0.4+1.1g（食塩相当量3.8g）
付属品	なし。粉末スープ、かやく（えび・味付豚肉・卵・ねぎ）は混込済
ノンフライ麺	×
汁なし麺	×
麺	細めでサラッとした口当り、気泡感がある古風な味付けカップ麺、揚げ物の香ばしさ
汁・ソース	少し透明感がある昭和っぽい醤油味、味の手数は少なく旨味はやや人工的、辛くない
具・その他	海老は小さめだが十個以上あり十分以上、肉は僅か、とても素朴で懐かしい感じの味
総合評価	★★2
試食日	2018/02/27
賞味期限	2018/06/16
入手方法	2018/02/10 クリエイトSD
税込購入価格	95 JPY