No.6165はサンヨー食品、サッポロ一番 カップスター しょうゆ。1975年1月の発売で、1980年台の前半までは頻繁にお世話になったもの。当時から王者カップヌードルと比べて実勢価格が少し安く、また味も明らかに違う個性があったため、きちんと棲み分けが出来ていたように思う。
i-ramen.netのデータベースを調べてみたら、しょうゆ味は2006年11月のNo.3505以来試食が途切れていた。そんなに長く食べていなかったんだ。カレー南ばんや企画モノは結構頻繁に食べていたんだけどなあ。ちなみにさやえんどうが特徴的なみそ味はもっと長いこと食べていないことが判明、近々買わなきゃ。
ちなみにカップ側面にうっすらと縦筋の模様があるのは、発売当初断熱のためにジャバラになった紙(段ボール紙の中にあるようなもの)を外側に貼った、紙製二重構造容器を使っていたので、その頃の外観に似せるための印刷であり、現物はフラット。
当時発泡樹脂の容器は日清食品のパテントだったため、他社はこれを回避しつつカップ側面が熱くならないように様々な工夫をこらしていた。このジャバラ構造カップは大手だとカップスターの前に明星食品のカップリーナ(1974年8月)、少し後に東洋水産のマルちゃんホットラーメン(1975年3月、現ホットヌードルとは異なるもの)等で使用されていた。
ちなみにもう一つのメジャーな方式はエースコックなとが採用したシート成型による中空二重カップで、これは現在徳島製粉のみが使い続けているもの。数年前まではペヤングやきそばもこの方式だったんだけどなあ。
久しぶりに食べてみて、昔からのイメージをきちんと維持し続けているね。麺は油で揚げた香ばしさがよく出ていて、スープは透明感がある醤油味にちょっと人工的な(←決して悪い意味ではない)鶏ガラのうま味。これらが絡み合うとカップヌードルとは全く別な世界が生まれる。
食べているうちに気持ちがタイムスリップして、嗚呼青春時代とでもいおうか、狭い四畳半一間で下宿をしていた頃を思い出す。なので現在「肉具材40%増量」期間中だけど、そんなもんはどうでもいいやという気分になってしまうのだ。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901734 014676 |
会社名 | サンヨー食品 |
製品名 | サッポロ一番 カップスター しょうゆ |
謳い文句 | 肉具材40%増量 2016年販売品比 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net72/麺60g |
熱量 | 307kcal (1285kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.9+1.1g(食塩相当量2.3+2.8g) |
付属品 | なし。粉末スーp、、かやく(味付豚肉加工品・味付卵・味付えび・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 扁平断面で輪郭が明確、歯応えが小気味よく、粘りもある、揚げ物の香ばしさが強い |
汁・ソース | 透明感がある、醤油の香りと鶏ガラの旨味が麺の揚げ物臭さとよく合う、胡椒の刺激 |
具・その他 | 肉は十分な量だが、相対的にエビや卵が少なく感じる、ジャンキーな香りが癖になる |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/01/31 |
賞味期限 | 2018/04/07 |
入手方法 | 2017/10/26 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 92 JPY |