No.6149は東洋水産、マルちゃん 昔ながらの中華そば 鶏ガラ醤油。「昔ながらの」シリーズはノンフライ麺と液体スープ(当初は粉末と併用していたものもあった)を特徴として、袋麺は1997年8月に醤油・味噌・豚骨が発売され、翌年塩味が追加された。途中カップ版も各種存在していたが、現在では焼そばのみが残っている(焼そばは油揚げ麺に粉末ソース)。また現在では乾麺の他にチルド麺版も販売されている。
ちなみにこれが20年前、1997年発売当初のパッケージ(No.942で試食、買い値82円)。液体スープ、粉末スープ、調味油の小袋三点セット付きで、ちょっぴり高級品としての位置付けであったと記憶する。
「昔ながらの中華そば」というぐらいだから範となったのは終戦直後から高度成長期にかけてあたりの屋台あるいは店舗のラーメン屋だと推測する。なのでノンフライ麺と液体スープによる澄んだ汁という組み合わせは必然であったといえよう。
食べてみて、スープの構成は違えど20年前の記憶とあまり大差が無い。細めのノンフライ麺はややこわばったような印象。ノンフライ麺がまだ珍しかった1970年台の雰囲気を少し残す。濃いけれど透明感があるスープはスッキリした喉越しで、ちょっと調味料過多な印象がする(まあこれは野菜を入れる前提での味付けだろうけど)。
そういう意味では、20年前の昔ながらの中華そばのイメージをそのまま維持してくれていると感じた。ただ、これで麺がもう少し近代的になれば現在の中華そばとして遜色がないだろうな、とも思ったよ。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 019910 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 昔ながらの中華そば 鶏ガラ醤油 |
謳い文句 | 北海道産小麦100%使用 ノンフライ麺 コシが違う |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net108/麺80g |
熱量 | 319kcal (1336kJ) |
Na(麺具+汁) | 1.0+0.6g(食塩相当量2.5+4.1g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 細く縮れが強く表面に張りがある、旧いノンフライの感覚でスープとの親和性が今一 |
汁・ソース | 透明感が残る、醤油の香りが強い、鶏ガラと魚介系の旨味はやや過剰、刺激は控えめ |
具・その他 | 凝らずにスッキリした味、正に中華そばという名が相応しい、古典的な具が合いそう |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/01/12 |
賞味期限 | 2018/03/05 |
入手方法 | 2017/09/21 Olympic |
税込購入価格 | 105 JPY |