No.6127はサンポー食品、肉うどん　きざみ油揚げ入り。今や即席うどんの世界も生麺に近付けた食感の製品が多く見かけられるようになり、稲庭や讃岐を彷彿させるかの如くコシや重量感がどんどん向上してきている。

ところが讃岐や博多などガッチリ系のうどんの対極として博多うどんがある。密度が粗くふわふわした食感が特徴で、今回の製品はその博多風であることを標榜するものである。同じ路線の姉妹品として「ごぼう天うどん」も存在する。これは1984年に発売された歴史ある製品なので兄貴分だね。

東洋水産には博多を意識した「バリうまごぼ天うどん（No.3533で試食）」があるが、あれは具が主であり麺をアピールするものじゃなかった記憶がある。日清食品もときたまどん兵衛でごぼう天うどんを出すけど具が主なのは同様。

食べてみて、麺は太くとてもふくよかで柔らかい。小麦粉の結合密度というか粘りが弱い感じだ。最近のコシが強い即席うどんと比べると頼りなさも感じるが、これはこれで一つの味わいだとも思った。スープは透明感があり鰹と昆布のダシが強いけど醤油濃度は薄め。牛肉は量がもうちょい欲しいな。でも脂身が多くて香りが強いのは個人的に好感が持てた。

国名	日本
ジャンル	カップうどん
EANコード	4 901773 015078
会社名	サンポー食品
製品名	肉うどん　きざみ油揚げ入り
謳い文句	博多生まれのふわもちめん　甘辛お肉ときざみ油揚げ入り　いりこ・利尻昆布・焼きあごだし使用
調理方法	熱湯5分
質量	Net80/麺65g
熱量	367kcal (1537kJ)
Na（麺具+汁）	0.5+1.4g（食塩相当量4.8g）
付属品	粉末スープ、かやく（味付牛肉・きざみ油揚げ・ねぎ）
ノンフライ麺	×
汁なし麺	×
麺	厚みがありとてもふくよか、柔らかな口当たり、気泡感は弱いがやや脆い感じの食感
汁・ソース	やや透明感があり甘め、鰹と昆布の旨味が強いが醤油濃度は薄い、穏やかで優しい味
具・その他	牛肉は少ないが適度な脂身があって香ばしい、博多風のふわふわした麺が最大の価値
総合評価	★★☆2.5
試食日	2017/11/18
賞味期限	2018/01/26
入手方法	2017/09/24 爽快ドラッグ
税込購入価格	129 JPY