No.6106はイトメン、カップ麺つま 四川風山椒味。メーカのサイトでは「ビールのおつまみ」との位置付けで一言も焼そばとは銘打っていないけれど、実際の製品構成は焼そばのようなもの。姉妹品としてねぎ塩味もある。
常識のある大人としては昼間っからから呑むことに強い罪悪感があるのだが(ホントか?)イトメンの開発意図を正しく汲み取るためには試食にあたってビールを用意しなければならない。安い発泡酒なんかじゃ失礼に当たろう。というわけで止むを得ずビールを飲みつつ試食を行った。しょうがないな~😅
けどイトメンの開発陣がビールを手にしながら赤ら顔で試作や味の評価をしている姿を想像すると、何だかほのぼの笑えるものがある。(なんでも「いいね〜」になってしまいそうだが)
実は似たようなコンセプトの焼そばで、エースコックが「BEER焼そば」というのを出したり引っ込めたり繰り返してしている。下の写真(No.894、1996年夏)は最初期のもので別途おつまみ付き。この製品の存在があるから今回のイトメンは焼そばにはせず、おつまみとして仕立てたんだろうなあ。
食べてみて、麺は3分戻しながらどっしりとした重量感があり存在を主張する。ソースはスパイシーな塩焼そば風で、塩分と調味料過多という感じ。ビール無しで普通の食事・焼そばとしてガツガツ食べるにはちょっとキツい。
しかしイトメンの意図通りビールのおつまみとして嗜むなら十分アリだと思った。のんびり一口食べて一口飲む、という程度のペースでね。基本的にジャンキーな味付けだが、麺がしっかりしているのでスナック菓子等の乾き物とは差別化ができている。
ただ、具はもうちょい充実させて欲しいな。キャベツと僅かな人参だけではちょっと物足りなく単調。歯応えがあって食感に変化をつけるものが入っているといい。
ちなみに総合評価の2.0点は焼そばとして見た場合。おつまみとして扱ってしまうとi-ramen.netの試食評価記事間でいろいろな不整合が出ちゃうんだよね。
まあビールも飲めて楽しい試食であった。このシリーズを今後発展させるならば、単なる味のバリエーションではなく「ワインのおつまみ」「日本酒のおつまみ」なんて方向で展開してはどうだろう?
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 901104 305694 |
会社名 | イトメン |
製品名 | カップ麺つま 四川風山椒味 |
謳い文句 | ビールのおつまみ ピリッと辛い ※ビールはイメージです |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net76/麺65g |
熱量 | 342kcal (1432kJ) |
Na | 1.2g(食塩相当量3.0g) |
付属品 | 粉末ソース、かやく(キャベツ・にんじん) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 幅広の扁平断面で厚みもある、弾力と粘りが強く重量感があり汁無し麺に適している |
汁・ソース | 塩焼そば的な味、山椒や唐辛子ニンニクの香りが特徴的、塩分と旨味は人工的で過剰 |
具・その他 | 具材は簡素、焼そばとしては味がきつすぎるが、ビールのおつまみとしては悪くない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2017/10/06 |
賞味期限 | 2017/12/27 |
入手方法 | 2017/09/24 爽快ドラッグ |
税込購入価格 | 145 JPY |