No.6097は大黒食品工業、マイフレンド　ビック　ごまみそらーめん。前にこの製品を紹介したのは2005年2月のNo.3042で、干支が一回りした十二年ぶりの試食となる。「胡麻で元気！」ってキャッチフレーズは変わっていない。

マイフレンドのビック（ビッグではない）シリーズは全部で13品種もある大所帯なのだが、その中でも店舗での遭遇率の高いのは今回のごまみそらーめんとキャベツタンメン（No.5971で試食）だと感じている（神奈川県にて）。反面まだ一度も見たことない製品（例えばとろみ中華）もあるからなあ。奥が深いというか何というか、欲しけりゃ群馬県までやって来いということか。しかし凄いことに、12年前と比較して栄養成分全ての値（※）が全く変わっていない！普通は原材料調達の都合やコストダウン、人々の嗜好の変化に対応させる等で数年、あるいは毎年のように味の調整や具の入れ替えなどを行い、それに伴い栄養成分も微妙に変化するもの。

（※）質量・エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム・ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム。

だが大黒食品工業はそんな細ゖぇこたぁどーでもいいやと思っているのかどうか知らんが、栄養成分の値が変わらんってことからしてこの製品はずーっと中身を何も変えていないんじゃあなかろうか！？（さすがにパッケージのグラフィックは少し変わっているが）食べてみて、そして12年前の試食記を見返してみると結構印象が異なる部分がある。今回はスープを飲むと唐辛子の刺激をかなり強く感じたけれど、12年前には辛さのことには一切言及していなかった。

逆に麺のことを12年前は太めで「飼料的」とまで書いて暗に批判したのだが、今回は細めで歯応えも香りも値段を考えれば十分に納得できるレベルだと感じた。経時変化も少なくなったと思う。

なので私は12年前とは詳細部分が少なからず変わっているものと確信している。正直を言うと一口食べた瞬間に「マイフレンドのごまみそってこんなに美味しかったっけ？」と思ったよ。まあ良い方向の変化だから問題ナシ、総合評価点の★も0.5個増やしちゃったし・・・もしかして大黒食品工業が栄養成分のデータを更新するのをサボっているとかない？

国名	日本
ジャンル	カップラーメン
EANコード	4 904511 001548
会社名	大黒食品工業
製品名	マイフレンド　ビック　ごまみそらーめん
謳い文句	胡麻で元気！大盛り（当社比）
調理方法	熱湯3分
質量	Net105/麺85g
熱量	502kcal (2102kJ)
Na（麺具+汁）	1.0+2.2g（食塩相当量2.5+5.6g）
付属品	粉末スープ（かやく（ごま・味付鶏豚挽肉・コーン・ねぎ・赤ピーマン）入り）
ノンフライ麺	×
汁なし麺	×
麺	細めで若干の気泡感があるが、輪郭が明確でプリプリした歯応え、昔より良くなった
汁・ソース	大量の白胡麻と唐辛子の辛さが特徴的、味噌の香りは粉末っぽいが欠点とは思わない
具・その他	挽肉は沈殿しがちで粉っぽい、個性が明確、12年ぶりに食べたが昔より良くなった
総合評価	★★☆2.5
試食日	2017/09/19
賞味期限	2018/02/23
入手方法	2017/09/09 相鉄ローゼン
税込購入価格	100 JPY