No.6058は東洋水産、マルちゃん　正麺　汁なし担担麺。厳格さを求めるならば袋麺というより箱麺とでも言うべき形態なのだが、箱の中には袋が入っているので袋麺で良しとしよう。二人前入り。作り方の説明書きを見ると、麺を鍋で茹でて湯切りする傍ら、別途フライパンで挽肉や野菜に添付液体・粉末スープを絡めて炒め、これを麺の上に乗っけて完成！とのこと。う～ん即席なのに何だか面倒臭そうだなあ。かといって最低限挽肉無しでは坦坦麺として成立しそうもないし。今回のYouTube調理動画は正直言って失敗作。フライパンを火にかけながら撮影用のカメラや照明の調整をしていたらトラブルが発生してモタついてしまい、挽肉を炒めすぎて黒くカリカリになってしまったよ。見た目にもあんまし美味しそうでない。

ちなみにこの製品は二食入りなので翌日も同じものを作ったのだが、この時は調理に集中できたので遥かに出来が良かった。こっちの画を撮ればよかったな。実際二作目の方がだいぶ美味しく感じたし。ということでこの製品、作る前に材料と調理器具、心の周到な準備が必要。ラクチンお手軽のインスタントという訳にはいかないゾ。おまけに鍋・湯切りのザル・油ぎったフライパン・油ぎった食器や箸など多くの洗い物が発生するので、後片付けの面倒臭さを加味すると一層製作への意欲が萎えてしまうよ。

そういうネガティブな感情をドーンとはね返すだけの味の魅力が備わっていれば良いのだが、そこまで行くにはちょいと力不足というのが正直な印象。麺は高品質だしスープも即席らしからぬ深みがあるんだけどね。

製品のコンセプトが変わっちゃうかもしれんけど、一人前になってもいいからレトルトの具を付けて、フライパン調理を不要にして欲しいなあ。