No.6051はポーランドの味の素、Oyakata(親方) Japoński Klasyczny。英語表記ではJapanese Classic。カップ焼そばなのだがそれらしい語句の表示は無い。カップ側面の小さな写真を見て、湯切りをする製品だとすぐに分かるヨーロッパ人はあんまりいないんじゃないだろうか?
欧州圏での焼そばはハンガリー日清の「Soba」(袋版もある)が先行しており、今回の親方は追いかける立場。どちらも穴が開いた樹脂製のごっつい湯切りフタが付いているのが特徴的。そうか、かの地ではこのフタが湯切りが必要な焼そばであることの象徴なんだ!黒いのは今回のポーランド味の素「Oyakata」の湯切りフタ、黄色いのはハンガリー日清「Soba」のKlassisk(No.4983、2012年10月試食)。よく似た湯切りフタだなあ、特許問題とかが起きたりしないのだろうか?Oyakataのフタは縁の盛り上がりが二か所で切れており、そこへ箸を置けば転がらずに保持する機能があるから独自性アリ、ということなのかな。食べてみて、日清のSobaとは結構違う(クラシックと称する製品同士で)。Sobaはこのまま日本で発売してもすんなり違和感無く受け入れられそうな味だったのに対し、今回のOyakataは一般的な日本の焼そばに比べてひと味かふた味足りない印象を受けた。
もちろん欧州で発売する製品なのだから、日本人の好みに合わせる必要など無いわけで、Oyakataの方が味の現地化を徹底させているのかもしれない。
まあでもしかし、古くからパスタという汁なし麺の文化がある欧州に対して日系企業二社が焼そばで挑戦しようという構図はなかなか面白いではないか。健闘を祈る!
国名 | ポーランド |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 5 901384 502751 |
会社名 | Ajinomoto Poland |
製品名 | Oyakata Japoński Klasyczny / Japanese Classic |
謳い文句 | いただきます! |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net93g |
熱量 | 426kcal (1784kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.93g) |
付属品 | 液体ソース。かやく(キャベツ・人参・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 扁平角断面、見た目よりも重量感があるが食感はやや鈍い、小麦の香りは少し無愛想 |
汁・ソース | 酸味があるウスターソース味、旨味の質や焦げた香りの無さ等日本の焼そばとは違う |
具・その他 | 具は乾燥野菜のみでやや寂しい、ハンガリー日清のSobaの方が日本の焼そばに近い |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2017/06/30 |
賞味期限 | 2017/05/31 |
入手方法 | 2017/06/19 Ueda駐在員様よりいただく |
税込購入価格 |