No.5972はサンヨー食品、サッポロ一番　田子ノ浦部屋監修　塩ちゃんこラーメン。1月の大相撲初場所で、稀勢の里関が優勝した日か翌日横綱昇進が決まった日かは忘れたが、NHKテレビのニュースから「地元牛久のスーパーでは稀勢の里が微笑むカップラーメンが飛ぶように売れています！」（細かなセリフは記憶が曖昧）なんてのが流れてきたので、初めてこんな製品が存在していることに気が付いた。もう爆発的な人気だそうで、そりゃあ国営放送に宣伝してもらうのだから大ヒットするよなあ。私もあの放送を見て急いで買いに行った一人だし。この製品が発売されたのは初場所をやっている真っ最中。製品企画自体はずっと前から進めていたんだろうけど、戦績次第で売り上げが大きく左右される一種の大きな賭けだね。まあ今回サンヨー食品は最大限の恩恵を受けたことになり、まさに企画の大勝利といえよう。即席麺愛好者の独り言だけど、欲を言えば今回の製品が地元茨城のメーカであるヤマダイとか麺のスナオシあたりから出ていればもっと感情移入ができて良かったのに、とも思う（まあ販売力の問題で全国に商品が行き渡らない難点はあるが、それも希少性が出て良いかな）。大相撲だけではなくプロ野球やＪリーグなどの各種スポーツを、地元の即席麺メーカが応援する構図が出来れば双方にとっていい関係が築けるに違いない。

地元産業へのライセンスフィーは安く抑えることで、例えば神奈川の即席麺メーカの創健社とか健康フーズあたりが横浜DeNAベイスターズサンマー麺なんてのを出したらあたしゃ喜んで買っちゃうよ。

ちなみに食べてみて、相撲をテーマとする製品なのに割と軽い印象の味。春場所の時期にはもっと精進した上で仕切り直して欲しいな。なんたって横綱なんだし。