No.5900 サンヨー食品 サッポロ一番 アラビヤン焼そば

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No.5900はサンヨー食品、サッポロ一番 アラビン焼そば。発売は1967年4月10日で、もうじき登場から半世紀を迎える。当初はサッポロ一番なんてファミリーネームは付いていなかった。

一度聞いたら忘れないインパクトがある製品名の由来は、サウスアラビヤ北部の国境近くで古くから伝わる麺料理أريد أن أكل رامينを日本風にアレンジしたものであり、本来ラクダのコブの脂を使うところをイスラム教徒を対象とはしないため、ラードによる馴染み深いポーク味になっている・・・img_8244・・・んなワケないじゃん。
粉末ソースのアラビヤンに対し、1971年4月1日に液体ソースが誇らしい大盛りのサッポロ一番ソースやきそばが華々しく登場。TVCFをガンガン打つなど販促活動の重点は完全にソースやきそばへ移行する反面、アラビヤンは幽閉された扱いになってしまい、千葉北部と茨城南部のみで人知れず販売される不遇な時代が長く続いた。千葉の工場で細々と生産し、輸送費の安い地域にのみ出荷していたのかなあ。

しかし時代は再びアラビヤン!懐古趣味ブーム?に乗って2005年頃からメディアで取り上げられることが増え、その後再度全国販売されるようになる。反面ソースやきそばは販売地域が関東・甲信越・静岡(また静岡か!)に大幅縮小されてしまった。盛者必衰のことわりだなあ。img_9164私がたぶん小学生の高学年頃、焼そばを独力で作るようになった時のお相手がこのアラビヤンだった。しかし技量が未熟でフライパンに大量の麺を焦げ付けさせて情けない気持ちになった記憶が鮮明に残っている。その後日清焼そば、サッポロ一番ソースやきそば、明星鉄板焼そばと相手が変わるにつれ麺の焦げ付きは少なくなってゆき、調理の腕が上達した歓びをひしひしと感じていた。

しかし2002年に久~しぶりにアラビアンと劇的な再会をする(No.2129)。でも作ってみるとやっぱフライパンに麺が焦げ付いちゃうんだよね。その後も何度か作ってみて、まあフライパンはテフロン加工に進化したからゴッソリと焦げ付くことは無くなったんだけど、他の製品と比べて麺が付着しやすい(吸水率が少ない?)ことを改めて確信した。まあドライな食感の麺は製品の個性としてアリだと思うからこのままでいて欲しいけど。

ちなみに、昔から粉末ソースの袋に「ソースは多目です。お子様には8分目お使いください。」と注意書きがあるのがなんとも微笑ましい。

国名 日本
ジャンル 袋焼そば
EANコード 4 901734 000044
会社名 サンヨー食品
製品名 サッポロ一番 アラビヤン焼そば
謳い文句 不思議な位おいしくできます 摩訶不思議!?香ばしくスパイシー たまらない味わいアラビヤン
調理方法 水気が無くなるまで炒める
質量 Net100/麺91g
熱量 476kcal (1993kJ)
Na(麺具+汁) 1.2g(食塩相当量3.0g)
付属品 粉末ソース、青のり
ノンフライ麺 ×
汁なし麺
中太で水分量が少なくゴワゴワしてバサついたドライな食感、個性としては悪くない
汁・ソース No5899マルちゃんと対照的にソースの香りが香り粉末らしい勢いの良さ、刺激もある
具・その他 ふりかけの青のりは効果的、発売後半世紀近くが経つ製品だがそう古臭さは感じない
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2016/11/16
賞味期限 2016/12/14
入手方法 2016/08/04 ドン・キホーテ
税込購入価格 95 JPY