No.5890はポーランドのUnilever、Amino　Rosół złocisty。意味は「黄金のブイヨン」といったところか。製品情報を調べようと”amino rosót ztocisty”で検索をかけても全然引っかからない。他のamino製品の名前は結構いろいろ出てくるのにな～？とさんざん試行錯誤し、やっと分かったのはRosół złocistyの赤字部分が”t”ではなく”ł”であったこと。ポーランド語のアルファベット特有の文字で、Lに斜め線（補助記号のクレスカ）が引かれている。読みは[w]または[l]（地域によって異なる）だとか。むずかし～！食品の味を高級そうに形容するのに「黄金」を使うのは日本でも黄金のタレとかゴールデンカレーなどの例があるから万国共通のことらしい。今回の製品の場合はスープが透明感のある琥珀色だったからなおさらのこと。食べてみて、麺は相変わらずカップうどんの麺みたい。黄金のブイヨンは粉末っぽい匂いがするけど、ローストチキンを伺わせるような香りがあって、安っぽいなりに上品。

aminoシリーズの試食はこれが10種類目になるが、日本人の目から見ればどれも個性が強い製品ばかりだった。ポーランドの家庭料理が基本になっているみたい。ちなみに製品左下に書かれている”Polski Smak”はポーランドの味、という意味。

ポーランドは親方ラーメンのAjinomotoも擁しており、ここは欧州各国ブランドのOEM生産も行っている。実は隠れたヨーロッパの即席麵大国なのだな。