No.5828はポーランドのAjinomoto Poland、Oyakata Noodles　Miso。日本の味の素が親会社で、No.5812しょうゆ味の姉妹品。現地向けのWebサイトはこんな感じで、屋台のようなイラストが描かれている。しかし椅子が固定式で、窓口毎に出す味が決まっている等、どのようなシチュエーションなのか首をひねってしまうな。上記Ajinomoto PolandのWebサイトを眺めると、食文化の紹介などで日本からやって来た企業であることを強調している。品揃えも醤油・味噌・豚骨など日本式で、実際食べた印象も日本で流通する即席麺にかなり近い。

一方同じ欧州で展開する日清食品の製品は、Ajinomoto Polandよりは日本臭さを控えめにして、製品の味も国際標準または中国・香港風のものが多いなど、戦略の違いが浮き上がる。麺もスープも枯れた技術で作っているというか、あまり生ラーメンのリアルさは追求していない様子。これが幸いして、長く在欧生活を続けている人が若い頃食べ慣れた即席麺を再び無性に食いたくなった際、親方ラーメンは丁度良い選択肢になるだろう。