No.6498はサンポー食品、焼豚ラーメン にんにくとんこつ味。佐賀県にあるサンポー食品の看板ともいえる「焼豚ラーメン」の派生製品で2019年3月の発売。本製品と同時に「ねぎとんこつ味」も発売されている(後日試食予定)。短期で終売してしまう季節製品かと思っていたが、どっこい今でも同社のサイトに製品情報が載っている。
フタ上部にある黄色い「サンポー」印の右に同社のキャラクター「ヤカンちゃん」がいるのだが、今年6月の創業70周年記念を機にヤカンちゃんがリニューアルされた。今回の品に載っているのは旧ヤカンちゃんである。今後順次新しいヤカンちゃんに切替ってゆくだろうから、古いものを記念に購入保管したい人は急げ!
今回の記事を書くためにサンポー食品のWebサイトを見返していたのだが、会社沿革の項で「平成29年7月 東京オフィス 開設」とあるのに気が付いた。所在地の項でも佐賀にある本社・工場と並んで東京オフィスの記載がある。
サンポー食品はほぼ九州のみで事業を展開しているものだと思っていたが、実は虎視眈々と首都圏征服を企んでいるとか!?期待するとともに、首都圏向けは万人受けするよう味や香りを大人しく控えめに変える・・・なんてことは絶対にしないで欲しい。まあサンポー食品の規模では二系統の味を作り分けるなんてことはしないか。
食べてみて、スープのニンニク臭と乾燥ニンニクのダブルパンチが心地良い。やっぱサンポーはこれだよなあ、と思うと同時にこれはちょっと食べる人を選ぶだろうなあ、とも思う。
麺は細めの角断面で、気泡感がある軽い食感。でも頼りないとは感じずに軽快である思う。しなやかさとかコシとか重厚さなどはぜ~んぶどこかに捨ててきたような割り切りを感じる。ラードで揚げた香ばしい匂いが漂う。同時比較したわけではないが、定番の(無印)焼豚ラーメンの麺に近い印象(但し麺の質量は今回の製品の方が軽い、71g対65g)
スープはニンニク臭が強いがとてもスッキリした軽めの豚骨味。調味油が省略されているためか脂っぽさや重厚さは弱い。これは相対的にニンニクを強調するための演出なのかもしれないな。
乾燥ニンニクは大量で、香りでも歯応えでも存在感が強く、この製品の目玉だと言える。ただ、スープのにんにく臭とはちょっとベクトルが違うようにも思え、決して融合してはいないように感じた。いつもの繭型焼豚はいつもながら面積は大きいがとても薄くてちょっと弱々しい食感。見た目のインパクトは減るが、面積半分でいいから厚さを倍にしたほうが具としては効果的なんじゃないかとも思う。
僅かな時間、思いっ切りニンニクの香りに包まれ浸りたいという明確な目的がある人にはいいだろう。そうでない人にとっては安っぽい等ネガティブな要素もあるのでもっと違う製品を食べる方が良い。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901773 100088 |
会社名 | サンポー食品 |
製品名 | 焼豚ラーメン にんにくとんこつ味 |
謳い文句 | 食欲そそるにんにくの香り 変わらぬ美味しさ、いつまでも。 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net83/麺65g |
熱量 | 377kcal (1578kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.8+3.0g) |
付属品 | 粉末スープ、焼豚、あといれにんにく |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めの角断面で気泡感がある、頼りなさは感じず軽い食感、ラードで揚げた香ばしさ |
汁・ソース | ニンニクの香りが強い、脂っぽさとか重厚さが弱い、とてもスッキリした軽めの豚骨 |
具・その他 | 乾燥ニンニクは匂いと歯応えで主張するがスープの匂いとは違う、大きな焼豚は薄い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2019/09/08 |
賞味期限 | 2019/09/07 |
入手方法 | 2019/04/03 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 106 JPY |