No.6238はタイのThai President Foods、MAMA Cup Seafood Pad Kee Mao Flavour。パッキーマオをタイ語で書くとผัดขี้เมาであり、直訳すると麺(パッ)酔っ払い(キーマオ)となるが、実際のところは激辛でバジルを散らした焼そばのようなもの。
私がタイの即席麺に強い関心を持つようになったのは、もう20年以上前に知人の新婚旅行土産でYumYumの即席パッキーマオ(No.400で試食)をいたいたことが発端となっている。その時の第一印象はうわっ、化学調味料の塊だ!と思ったのだが、後からスースーする爽やかなバジルの風味と強烈な辛さが何とも心地よく、食べ終わる頃には「もっと欲しい!」と渇望するようになっていた。
タイへ行ってこのMAMAのカップ版パッキーマオを見付け、喜び勇んで買ってきたのだが、帰ってきてから近所のKALDIで印刷を日本語表記にしたものが売られているのを発見、ちょっとガッカリ。
焼そばと同様に湯切りが必要なのだが、タイのカップ麺でどのように湯切する構造を採っているのかが興味津々。日本のカップ焼そばの殆どは、フタが二層構造になっており、湯切り口の表皮をめくることでスリットが現れるのだが、作り方説明の絵を見るとこの製品も二層構造のフタを採用しているようだ。
想像するにこの辺の仕組みは特許でがんじがらめになっていそうであると思われ、MAMAがどこかの特許を買ったか独自で開発したのか、開封するのが楽しみだ。
作ってみて、湯切りの構造は日本のカップ焼そばとは微妙に違う。日本のはフタを開封する際のミミとは逆側に湯切り口が付いていて、手前に引っ張る形で湯切り口の表皮を剥がすが、今回の品は湯切り時にフタを開封するのと同じ側から表皮だけを剥がす。表皮はカップのフタ全体である。
すると湯切りをする穴の開いた基材が残るのだが、この基材は油紙のような薄くてヘナヘナした頼りないもの。穴は丸いのが三個で横につながっている。結果的に湯切り時に具や麺が若干流れ出てしまった。湯切りの性能としてはあまり優秀ではない。
でもタイの技術者たちが日本の特許に抵触しないよういろいろ考えたんだろうなー、と思うと愛おしくなってくる。言葉で説明しても判りずらいので、興味があれば動画を見て下さい。
食べてみて、バジルとミントと唐辛子の刺激で頭がスカッとする。あまりシーフードっぽくはない。塩分とうま味は過剰で体には悪そうだけど、こういうのが妙に食欲を刺激しちゃうんだよなあ。
https://youtu.be/Sph8hPtY_Dg
国名 | タイ |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 8 850987 144943 |
会社名 | Thai President Foods |
製品名 | MAMA Cup Seafood Pad Kee Mao Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net63g |
熱量 | 300kcal (1256kJ) |
Na | 1.02g |
付属品 | 液体ソース、粉末ソース、かやく(カニカマ・イカ・人参)、チリパウダー、フォーク |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細い角断面、気泡感があり軽い食感、べとつかずにサラッとした口当たり、色は白い |
汁・ソース | ミントとハーブ系の爽やかさ、唐辛子は激辛、塩分と旨味も強い、頭がスカッとする |
具・その他 | 輪切りのカニカマは硬く、イカは小さい、独特な湯切りシステムは若干の流出がある |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 細い角断面、気泡感があり軽い食感、べとつかずにサラッとした口当たり、色は白い |
賞味期限 | ミントとハーブ系の爽やかさ、唐辛子は激辛、塩分と旨味も強い、頭がスカッとする |
入手方法 | 輪切りのカニカマは硬く、イカは小さい、独特な湯切りシステムは若干の流出がある |
税込購入価格 | 15.0 THB |