No.6781はサンヨー食品、世界の山ちゃん監修 幻の手羽先風味焼そば。今年の3月末の発売で、期間限定で売り切ってしまうタイプの製品らしく現在はもう入手不可。店舗で見掛けた瞬間、第六感がピンときたので即購入。
何たって名前がいい。『山ちゃん』・・・嗚呼、何と清く美しい響きだろう。力強くて麗しく、空のように広くて海の如く深い、コクがあるのにキレがある。幼少の頃にご学友からこんな素敵な愛称で呼ばれていた人は、さぞかし人格者でイケメンであろう。そして山ちゃんは世界を目指す!ピッタリだなあ(何が?)
▲もう一つの「やまちゃん」(2018年)
って、過去に似たような文章を書いたなあ?と思って調べたら、No.6220で日清食品の「博多長浜屋台やまちゃん」という製品を試食していた。(自分のことを含めて)即席麺と山ちゃんは良く似合う。
ちなみに世界の山ちゃんとは名古屋を中心とした居酒屋チェーン店で、その創業者が山本さん。スパイシーな「幻の手羽先」が名物らしい。あたしゃ行ったことがないけれど。
食べてみて、派手で濃い味と香り。スナック菓子的感覚であり、酒のあてにも良いだろう。反面精神を集中してじっくりと味わうというものではない。勢いとノリでガンガン食べる製品である。
麺は細くて量はかなり多い。やや気泡感があり柔らかめで、軸方向への弾力感が結構強い。歯応えはちょっと頼りないが、表面はベトつかずにサラっとしていて舌触りは軽快。
ソースは濃くて強い味。塩分と醤油分が強い上に、派手なスパイスの刺激がこれを上書きする。辛さの絶対値は大したことない。だが黒胡椒をはじめとする香辛料の高周波成分(?)が遠慮なく張り出しているような感覚で、間違っても上品だとは言えない。
うま味も過剰なほどに強く、鶏の脂の匂いがする。具はキャベツと鶏のそぼろだが、麺の量が多いので存在感が希薄。もっとたくさん入っていて欲しい。
全体の雰囲気がBBQ味あたりのスナック菓子に近いように感じられた。私はこのような化学調味料や塩分・香辛料の強い食べ物を一概に否定するつもりはなく、時と場合によってはこういう味を欲することも多々ある一方で、堅気の食事としてはあまり嬉しく思わない時もあるだろう。周辺の状況を選ぶ製品である。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 901734 039655 |
会社名 | サンヨー食品 |
製品名 | 世界の山ちゃん監修 幻の手羽先風味焼そば |
謳い文句 | 昭和56年創業 名古屋名物 辛い!!うまい!もう一杯! |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net125/麺100g |
熱量 | 607kcal (2541kJ) |
Na | ~g(食塩相当量5.1g) |
付属品 | 粉末ソース、調味油。かやく(キャベツ・味付鶏肉そぼろ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 細くて大量、気泡感があり柔らかく軸方向の弾力感が強い、ベトつかず軽快は舌触り |
汁・ソース | 濃くて強い味、派手で華やかな香り、旨味は過剰だが辛さは程々、鶏脂の匂いがする |
具・その他 | 具は少なく存在感が弱い、スナック菓子感覚、じっくりではなく勢いとノリで食べる |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/09/26 |
賞味期限 | 2020/09/12 |
入手方法 | 2020/04/05 クリエイトSD |
税込購入価格 | 149 JPY |