Jul.2012 Malaysia (Kuala Lumpur) 即席麺探索記

先日マレーシアのクアラルンプールへ行ってきた。もちろん目的はただ一つ、即席ラーメンの買い出し。袋めん26種、カップめん13種で計39種を仕入れてきたよ。(いつもと比べてちょっと少ない)

▼袋めんはみんな五個パック。上段からMaggi、Mamee、Cintan。最下段はシンガポール日清の明星ブランド1208a

スーパーやコンビニの売り場で良く見掛けるマレーシア自国生産のブランドは、
・Maggi (Nestle Malaysia社)
・Cintan (Yeo Hiap Seng社)
・Mamee (Pacific Food / Mamee-Double Decker社)
が御三家。加えてカップめんの分野では
・Super (SuperFood社)
もポピュラーな存在。
マイナーだとadabi、ibumie、A1、Vit’s、INA、Saji、Telly、などといったブランドを見掛けた。

海外製品としては、シンガポール・タイ・香港・台湾・韓国の製品がよく売られている。日本で生産された製品は、日本食材の売り場でしか見なかった(現地相場と比べて馬鹿高い)

マレーシア生産の製品価格は袋めん一個1~1.4RM程度。1RM=25円として25~35円。カップめんは1.6~2.5RMぐらいかな。

マレーシア市場の特徴はまず第一に、袋めんのほぼ全てが五個パック販売であること。収集目的で渡航したのに、この現実は非常に厳しかった。上記のちょっとマイナー製品は喉から手が出るほどに欲しいものが多数あったけど、スーツケースの容量を考えて諦めたパターンが多い。(私は食べ物を捨てるのが嫌いなので、五個パック製品を買って四個捨ててくるという選択は無い)辛うじてコンビにでは僅かだがメジャーブランドの袋めんが単品販売されていたのがせめてもの救い。殆どの製品を単品で購入できたベトナムとはだいぶ状況が違う。

カップめんは種類が少ない。需要が少ないのか、メジャーブランド以外は殆ど手を出していないようだ。
製品の特徴として、袋めんは2分茹でというパターンが多い。Maggiが先鞭をつけて他が追従したか?
マレージアは半数以上がムスリムのせいもあり、豚肉味の製品は全く見掛けなかった。ヒンズーの人も多いため、牛肉味の製品も見掛けない。(この点で、タイやベトナムは自由だったなー)
一方マレー半島の味覚であるラクサやサテ味の製品も一定の需要があるようだ。

(以下雑感)
以前中国・ベトナムと交通事情の厳しい国へ続けて行ってきて、これらと比べると今回のマレーシアは随分と平和に感じられた。車の通行も日本と同じ左側だし、無茶な二輪車もいないし、安心して街を歩くことができたよ。モノレールや電車などの交通網も整備され、カード一枚で乗れるのもお手軽。
高層ビル群が並ぶ無機質なオフィス街に対し、チャイナタウンの辺りは宗教や人種が混ざっている国であることを意識させられる。こういうところを歩くのはちょっと緊張するけど、結構楽しい。1208b1208d
赤道直下の国だからか、日の出は朝の7時過ぎ、日の入りも夜の7時ぐらいで今の時期だと日本よりも日照時間が短い。そのせいかどうか、それほど暑いとは感じなかった。日本の夏の方が厳しいのかも。
丁度ラマダンの時期で、太陽が沈んで断食から解放される夜7時過ぎは街中がえらく込んでいたなー。
自動車はプロトンなど自国で生産したものが多数走っていた。トヨタも多かったがインドネシア製のものが多いのかな?

 

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