カテゴリー別アーカイブ: 20日本の袋麺

No.7135 日清食品 日清これ絶対うまいやつ! 濃厚醤油まぜそば

No.7135は日清食品、日清これ絶対うまいやつ 濃厚醤油まぜそば。この記事をアップする直前の九月五日にシリーズのリニューアルがあり、名称も「日清これ絶対うまいやつ」と微妙に変わっている()。今回のリニューアルで新しい味として「濃厚鶏白湯」が追加された。三食パックの税抜希望小売価格は315円で、同形態を採る競合のマルちゃんZUBAAAN!390円よりも二割ほど安い。

まいったな~、試食記を公開した時にはもう旧製品かよ、と嘆いたが、プレスリリースを読むと今回の濃厚醤油まぜそばだけは発売後間もないためか含まれておらず、昔のままで継続販売される様子。旧製品のレビューにならなくてよかった。

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No.7131 桜井食品 (RSPO) さくらいのラーメン しお

No.7131は桜井食品、(RSPO) さくらいのラーメン しお。同社の製品としては廉価なシリーズで、ノンフライではなく油揚げ麺を採用する。それでも税込購入価格は173円で、前回の山本製粉が五個パックで税込148円だったのよりも高額。まあこのへんは麺にかん水を使わないことや国内産の小麦粉を使うこと等にどれぐらいの価値を見出すかによるだろう。

「RSPO」はRoundtable on Sustainable Palm Oilのこと。私は細かなことは判らないが、パーム油(アブラヤシの実から採る)の持続可能性に関し円卓を囲みながら議論するってことかな?詳細内容に興味があれば同社のサイトを見てください。

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No.7130 山本製粉 懐かしの魚介豚骨醤油らーめん

No.7130は山本製粉、懐かしの魚介豚骨醤油らーめん。五個パックが税抜137円という激安価格@業務スーパーで購入したもの。個装袋の印刷さえ省略したコストダウンの賜物だね。

▲個装袋は印刷を省略。いわて醤油と同じやり方。
単体でお湯の必要量とゆで時間が判るようにしてほしい

この価格ならば手持ちの肉や野菜、卵を入れても総額百円以下で一食分を賄うことは難しくないだろう。姉妹品の懐かしの激辛らーめんをNo.7024で紹介しており、また一般的な醤油・味噌・塩味も存在する。

▲ヤマダイ ニュータッチ「懐かしの」即席ラーメン
(2000年版)

「懐かしの」という語を使う製品は古くからヤマダイのカップ麺で存在する。ウチのDBを検索したらヤマダイ以外にもいくつかの実施例が出てきたので、これだけでは商標にはならないようだ。同様に「昔ながらの」も東洋水産以外での実施例が複数ある。

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No.7128 マルタイ 辛子高菜風味 棒ラーメン

No.7128はマルタイ、辛子高菜風味 棒ラーメン。同社で袋に透明部分がある廉価版棒ラーメンシリーズ(2人前は現在七種類)の一つ。今回の品はあまり関東圏には出回っていないのか滅多に遭遇する機会がなく、私は初めて食べるもの。

▲棒ラーメンシリーズの一部(2016年)
現在屋台とんこつ味は煮込み2分に変更された

いきなり冒頭章から食べた感想になるのだが、なかなか好印象。総合評価は★2.5にしたが、3.0にするか否かでかなり悩んだ程。少なくともここ数年内に食べた同シリーズのマルタイラーメンや屋台とんこつ味棒ラーメンよりも明確に良いと感じた。

それと同時に料理の味付けに関して王道を行くものと(何らかの目的があり)少し王道を外れて末節の技巧に走ったものとの差が図らずも明確になったような気がした。

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No.7127 サンヨー食品 サッポロ一番 ソースやきそば

No.7127はサンヨー食品、サッポロ一番 ソースやきそば。サンヨー食品として初めての焼そばは1967年4月に登場のアラビヤン焼そばである。遅れること四年、1971年4月に近代的な液体ソースを引っ提げてサッポロ一番ソースやきそばが登場。すぐに人気商品となり、アラビヤンは絶滅したものと思われた。

▲サンヨー食品袋焼そばのもう一つの看板、アラビヤン
(粉末ソース)

しかし一部千葉と茨城のファンによる熱い支持を得ながら脈々と生き延び、捲土重来を期して密かに牙を研いでいた。今世紀に入り全国区に復帰、競合関係になるなど誰もが思わなかったろう。歴史ドラマ風に言えば、過去アラビヤンを根絶しなかったがために現在、サッポロ一番ソースやきそばの社内独占的地位が脅かされているのだ。

(なお、ここまで書きながら今回はアラビヤン焼そばとの比較はしていません。あくまでNo.7125日清焼そばとの比較が主です)

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No.7125 日清焼そば

No.7125は日清食品、日清焼そば。1963年7月に発売された世界初の即席汁なし麺。そもそもはチキンラーメンの製造過程で発生する折れくずを再利用しようとする研究の中から生まれた製品。

このため当初はチキンラーメンと途中まで同じ製造ラインを共用していたらしい(ソースは別添)。麺を油で揚げてあるので家庭で調理する際に油を引く必要がないという点で強い訴求力を持っていた。

私が十歳を過ぎた頃、汁ありの即席ラーメンを作る技を習得した後は焼そば(日清焼そば、鉄板焼そば、サッポロ一番ソースやきそば)に挑んたのだが、火力の調節や混ぜ方が下手でフライパンに麺を大量に焦げ付かせてしまい、暫く悲しい思いをしたもの。

(半分以上を焦がし、悔しくて泣いた記憶がある。当時は銘柄による作り易さや焦げ付きにくさが結構違ったんだよ。今はフライパンの表面加工も進化して、悲劇は過去のものとなっただろう)

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No.7121 桜井食品 ベジタリアンのソース焼そば

No.7121は桜井食品、ベジタリアンのソース焼そば。前回No.7120のオーサワジャパン玄米ラーメンと同時に購入したものだが、袋の材質が同じようで、触った瞬間に兄弟製品だと理解した(玄米ラーメンの製造も桜井食品、但しあちらは封止部が鋸状のカット)。

即席のラーメンならば化調や動物性素材を使わない等、健康志向を標榜する製品は山ほどあるが、焼そばになると殆ど例が無い。焼そばなんて元々粗雑で健康に良くないものだという暗黙の共通認識があるからだろうか?その意味で今回の品は無理を承知でやってみましたという感じがありとても興味が沸いた。とはいっても低カロリーは目指していないようで、ノンフライ麺ではない。

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No.7120 オーサワジャパン オーサワのベジ玄米ラーメン(しょうゆ)

No.7120はオーサワジャパン、オーサワのベジ玄米ラーメン(しょうゆ)。製造は桜井食品。動物性原料・化学調味料不使用でヴィーガン対応品。

この会社の製品は「マクロビオティック」という理念の下に作られている。これは玄米菜食を中心として、その土地でとれたものを、その旬に食べることを基本とする。今の食生活にちょっと不安を感じた際、その修正を施すために用いるのがいいだろう。

・・・という明確な目的がある製品なので、一般的な即席麺と同じ土俵に並べるのは適さない。単に空腹を満たすだけ、美味いラーメンを食いたいだけならば市中に並ぶ普通の安い即席麺で十分である。機能性食品であることを念頭に入れつつ試食を行った。

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No.7118 マルタイ 宮崎辛麺風ラーメン

No.7118はマルタイ、宮崎辛麺風ラーメン。パッケージに「九州発」と書かれたご当地シリーズ九州編で、八種類ある中の一つ。既にシリーズ制覇を遂げており暫くは買わなくていいやと思っていたが、最近スーパーで見掛けたところ「宮崎辛麺風」だと!?昔食べた時はまだこの名がメジャーになっていなかった筈。確か宮崎版は黄色いパッケージだった記憶があるし?

▲宮崎鶏塩ラーメン(2010年、★3.5の高評価)

調べてみたら昔は宮崎鶏塩ラーメンという名前で出ていた。一方辛麺風ラーメンは2021年の2月に期間限定で発売、11月にレギュラー品に昇格したらしい。この時鶏塩ラーメンは静かに消えていったのだなあ。ゆく即席麺の流れは絶えずして、しかも元のスープにあらず。諸行無常。

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No.7117 鳥志商店 博多中華そばとんこつ

No.7117は鳥志商店、博多中華そばとんこつ。14年ぶりの試食となる。昔から全然デザインが変わっていないなあ、と思いながら過去の袋を並べてみたところ、細かな箇所が結構異なっていた。

▲左から2001年版、2008年版、2022年版
2001年版は袋のサイズが違い、創業/創立年表記も違う

今回食べたものは「とんこつ」の右側にある赤文字が「化学調味料不使用」なのに対し2001年版は「化学調味料かんすい無添加」であり、2008年版は「化学調味料・合成保存料不使用」になっている。同社サイトを見ると現在でもかんすいも合成保存料も不使用と明記されているので、消さなくてもいいのにと思ってしまうよ。なお裏面の作り方説明では2001年版はゆで汁でスープを溶く方式が併記されているのに、2008年版以降は消えている。

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