No.6177 オーサワジャパン ベジ玄米ラーメン みそ

No.6177はオーサワジャパン、ベジ玄米ラーメン みそ。オーサワジャパンの製品をi-ramen.netで採り上げるのはなんと2003年(No.2737)以来で、随分とご無沙汰をしていたものだ。この会社は「マイクロビオティック食品」というものを提唱しており、これは穀物菜食・一物全体・身土不二をキーワードとして(詳しくは調べてね)、食によって心と体を変えて長生きしようというもの、らしい。

今回の即席ラーメンはたくさんある製品群の中のごく一部。生産量は少なそうだし、製造はどこかへ委託しているものと想像する。なので価格や味や見栄えを大手量産メーカの製品と比較するのは意味が無いだろう。

スペックとしては、玄米粉を混ぜた無かん水ノンフライ麺に化学調味料・動物性原料・砂糖不使用のスープ。なのでベジタリアンやヴィーガンの食事としても対応している様子。

まあ私のような(かん水を使った)黄色い中華麺や、肉も魚も脂っぽいものが大好きで、化学調味料だって上手く使えば問題ないよ!と考える雑食性の人間には、この製品の真の価値を語るには役不足だなあと思ってしまうよ。

食べてみて、やはり麺もスープも独自の世界を持っている。たぶん生のラーメンに似た麺を作るというのはこの製品の開発目標には無く、玄米粉を使うこと、かん水を使わないコトが大事なのであろう。まあ良くも悪くも玄米粉を使った故の癖とか特徴は殆ど無いし、噛み切り感は鈍くあまりノンフライっぽくはない、

同様にスープも動物性のダシを使わないコトが重要なのであり、そのことによるうま味の物足りなさは受け容れなくてはならないのだ。実際のところ、家庭用の味噌を溶いたような感じの味であり、ダシを入れ忘れた味噌汁のような印象。でも砂糖不使用と書かれているのに結構甘さは強く、使用原材料を見るとメープルシュガーが入っていた。

価格と味を考慮すると誰にでも勧められる製品ではないが、マイクロビオティックに興味があったり、動物系の食事を避けている人は試してみてもいいだろう。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 932828 066868
会社名 オーサワジャパン
製品名 ベジ玄米ラーメン みそ
謳い文句 砂糖・動物性原料不使用 国内産小麦粉・玄米粉使用 無かんすいノンフライ麺
調理方法 ゆで3分
質量 Net118/麺80g
熱量 361kcal (1511kJ)
Na 2.2g(食塩相当量5.5g)
付属品 液体スープ
ノンフライ麺
汁なし麺 ×
中太のノンフライ麺は輪郭が曖昧、重量感があるが、噛み応えはねちゃっとして鈍い
汁・ソース 家庭用味噌を溶いたような味、醤油の香りが強い、旨味は弱いが一応ある、結構甘い
具・その他 玄米を使う麺に特別な香りは無い、味の要素が少ない、会社の思想に賛同できる人へ
総合評価 ★★2
試食日 2018/02/17
賞味期限 2018/05/15
入手方法 2018/02/05 ライフ
税込購入価格 213 JPY